本の感想

【書評】お金2.0を要約/まとめてみた。本屋で見たら即買い不可避。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方_まとめ_要約_書評

 

この記事では「お金2.0 新しい経済のルールと生き方の書評」を書いていきます。

どうも、シスイ(@shisui_1234)です。

 

今回ご紹介する『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』では、仮想通貨やブロックチェーン、Fintechなどといったお金に関する新しいテクノロジーのことや、今後経済はどうなっていくのか、人類はどう進化していくのかなどについて言及されています。

本当にためになる本だったため、いつもの5倍くらい気合を入れて書評を書きました。では、参ります。

 

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にゃむ
にゃむ
僕たちの未来はどうなるのにゃ?

 

お金2.0 新しい経済のルールと生き方とは?

お金2.0 新しい経済のルールと生き方_まとめ_要約_書評_とは

お金2.0 新しい経済のルールと生き方の概要

この本では著者であり、時間を売買できるアプリ「タイムバンク」の佐藤航陽さんが人生を通して学んできたことをもとに「お金や経済とは何なのか?」、その正体や今後の経済や人間の生活はどのように変化していくのかについて書かれています。

第1章では、お金や経済の基本的な仕組みや、有名企業を例にとり、経済が発展するための要素などが書かれています。

第2章では、仮想通貨やブロックチェーンなどのテクノロジーによって、お金というカタチはどのように変化していくのかが書かれています。

第3章では、著者が提唱している「価値主義」とはどのようなものなのか「資本主義」とどう違うのかについて書かれています。

第4章では、この世の中、ミレニアム世代(1980年以降に生まれた世代)はどのように働いていけば成功できるのかについて書かれています。

第5章では、ARやVRといったテクノロジーが発達していくと、人間の生活はどのように変わっていくのかについて書かれています。

未来を決める3つのベクトル

著者の佐藤氏が会社の経営を通して一番勉強になったのが、「世の中がどのように動いているかという力学」についてなのだそうです。

現実はおおよそ3つの異なるベクトルが併存し相互に影響を及ぼしており、それらが未来の方向性も決めている。(本書P22より抜粋)

3つのベクトルについて少しご紹介します。

お金(経済)

3つの中で最強なのが「お金(経済)」です。

私たち人間は、お金なしには生活ができません。生活をするために人生の半分ほどの時間を仕事に使い、お金を稼いでいます。

つまり、お金というものは「生きる」ことに直結しているため影響力が絶大なのです。

感情

お金の次に強力なのが、共感・嫉妬・憎悪・愛情などの「感情」です。

思想とういものは多くの人に共感されれば、一定の母集団を作り上げることができます。神を信仰している「~教」などがわかりやすい例ですね。そういう意味では、お金ほどの影響力はありませんがとても強力な要素。

いくらお金の本質を掴み、経済的な成功を収めたとしても、人間の感情を無視したやり方を続けていればその成功は長続きしません。

継続的に成功したいのであれば、社会から共感を得る必要があるのです。お金の影響力は確かに強いですが、人の感情を無視しては持続することはできないというのがポイントだと筆者は言っています。

テクノロジー

お金、感情に続いて、最後のベクトルは「テクノロジー」です。

人間は急速に変化しませんが、テクノロジーは目まぐるしく変化します。テクノロジーには一定の流れがあり、「発明が発明を生む」といった連鎖が起きています。

最近では、テクノロジーの影響力が段々と強まっています。フィンテックやブロックチェーン、そして仮想通貨などの技術が日進日歩で発展しております。

未来を決める3つのベクトルのまとめ

未来を決める3つのベクトルをまとめると、上図のような関係になります。

引っ張る力はお金が一番強く、感情、テクノロジーと続きます。

お金(経済) > 感情 > テクノロジー

自然界は経済の大先輩

著者の佐藤さんが経済のメカニズムを研究していく中で、経済と最も似ていると感じたものが「自然界」だったそうです。

私たちが生きている社会の資本主義経済も自然界も同じように残酷な世界です。自然界が弱肉強食なように、資本主義経済も同様に弱肉強食。また、自然界では食物連鎖を通して、「エネルギー」が循環しています。これと同様、資本主義経済では商品などの売買を通して「通貨」が循環しています。

このように自然界と資本主義経済はとても似ています。人間が作り上げた資本主義経済よりも、誰が作り上げたわけでもなく自発的にできた自然界では、自然界の方がご年配なので、「自然界は経済の大先輩」ということになります。

お金2.0で述べられている「価値主義」とは?

資本主義から価値主義へ

今後は、可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくと著者の佐藤氏は言います。この流れを著者は「価値主義」と呼んでいます。

資本主義で最も大事なことは、資本を最大化すること、簡単に言えば「お金を稼ぐこと」を追求することです。どれだけ人々が熱中し、多くのユーザーがサービスを利用してくれていても、それが「お金」という形に変えられなければ資本主義経済では無いものに等しいのです。逆に言えば、全く価値がないものでも、それを上手く「お金」に変えられるのであれば評価の対象になってしまいます。

価値主義ではその名の通り、価値の最大化が一番重要です。「価値」というのは非常にあいまいな言葉ですが、筆者は以下のようなものを価値と呼ぶと述べています。

「経済的には人間の欲望を満たす実世界での実用性(使用価値・利用価値)を指す場合や、倫理的・精神的な観点から真・善・美・愛など人間社会の存続にプラスになるような概念を指す場合もあります。」(本書P163より抜粋)

価値の3分類

先ほど資本主義から価値主義へと移っていくと書きました。

では、具体的にどのようなものを価値というのでしょうか?世の中で使われている価値という言葉は、大きく以下の3つの分類に分かれています。

  • 有用性としての価値
  • 内面的な価値
  • 社会的な価値

それぞれの価値について解説していきます。

有用性としての価値

有用性としての価値は私たちが最もなじみ深く、資本主義が主に扱う価値です。

簡単に言うと、「役に立つかどうか?」という観点から考えた価値ですね。具体的には、現在の枠組みで資本に変換できるもの、つまり、「儲かる」「利用できる」といった現実世界でのリターンを前提にした価値です。

そのため、直接的にお金にならない、現実世界で利用できないものは、有用性としての価値はないということになります。

内面的な価値

内面的な価値とは、愛情・共感・興奮・行為・信頼などの人間の感情のことです。

必ずしも実生活に役に立つわけではないが、人間の内面にとってポジティブな効果をもたらすものです。感情は消費する、役に立つかといった実用性とは無縁。

  • 友達と遊ぶのが楽しい
  • 恋人と過ごせて幸せだ

などの感情が内面的な価値としてあげられます。

社会的な価値

資本主義は個人の利益の追求が社会全体の利益に繋がるという考え方です。

この考え方とは真逆の「個人ではなく社会全体の持続性を高める」という考え方による価値が社会的な価値です。

  • ボランティア
  • 募金

などが社会的な価値としてあげられます。

金融や経営の視点から考えると、社会全体の持続性を高めるような行動はただのコストでしかありません。しかし、ボランティアや募金といった行動に価値を感じる人は多いと思います。

このように私たちは「価値」という言葉を普段何気なく使っていますが、価値には3つの概念があるのです。

価値主義のまとめ

価値主義とは、まとめると2つの大きな変化による1つの現象です。

1. お金や経済の民主化

通貨の発行や経済圏の形成は、300年近く国家の専売特許とされてきました。

しかし、テクノロジーの発達により通貨の発行や経済圏の形成は誰でも簡単に低コストで実現できるようになりつつあります。通貨を発行するのに、金銀銅で鋳造する必要もなければ、偽造対策を施した紙幣を製造する必要もないのです。

ユーザーはスマホさえあればだれでもその経済圏に参加することができます。通貨や経済はただそこに昔からあるものではなく、自分で考えて選ぶもの、場合によっては自分で作るものへと変わっていっています。

2. 資本にならない価値で回る経済の現実

価値には、

  1. 現実世界で役に立つかどうかという有用性としての価値
  2. 感情と結びついた内面的な価値
  3. 社会全体の持続性を高める社会的な価値

の3つがあると書きました。

これまでの資本主義経済では、①有用性としての価値しか扱ってきませんでした。②内面的な価値は資本主義では無価値ですし、③社会的な価値も個人の利益を追求が全体の利益に繋がるという考え方の資本主義からすれば、ただの「コスト」に過ぎません。

しかし、実際に②と③の価値は間接的に経済に大きな影響を与えています。人々の感情や社会性を無視して自己の利益のみを追求した個人や会社が長く続かないのは歴史が証明しております。

価値主義では新たなテクノロジーの誕生によって、内面的な価値や社会的な価値をも可視化し、それらも経済として成り立たせることで、資本主義の欠点を補完することができるようになっています。(本書P209より抜粋)

いままで何十年も資本主義の中で生きてきた人は「価値主義になんてなるわけがない」と否定するかもしれませんが、時代は変わっていくものなのです。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方の書評や感想

Good

Aさん
Aさん

著書で私が読んだものは、先回り思考に続いて2冊目。資本主義の次にくるのは価値主義。儲かることを第一に考えるよりも自分が熱中できることをしろと。このことは、前田裕二やホリエモンが言っていることにも通じている。その理由も本書ではしっかり根拠を示している。

Bさん
Bさん

今私が一銭も入ってこないのになぜこのレビューをアマゾンに書いているのかという疑問の回答が端的に述べられています。その理由を筆者は資本主義から価値主義の世界への移行と書かれていて非常に分かりやすく、新鮮な概念を解説しています。柔軟な思考で本書を読み進めるとお金以外の世の中の動きもかなり見えてくる良書です。

Bad

Cさん
Cさん

はしがきによれば、この本はお金や経済とは何かを理解してもらうために書いた本らしい。佐藤さんは優秀な経営者で、テクノロジー周りの最新事情にはとても詳しいのだろうが、資本主義や貨幣の本質について語るには思索が浅いように感じた。脳科学で聞きかじったような話や自分で感じたことを論拠として話を展開している部分もあり、今一つ説得力に欠ける。

 

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お金2.0 新しい経済のルールと生き方のまとめ

お金2.0 新しい経済のルールと生き方_まとめ_要約_書評_まとめ

お金2.0 新しい経済のルールと生き方』には今話題のテクノロジーや、今後の経済がどのようになっていくのか、人間の生活はどう変化していくのかが深く書かれていました。

なんだか、読む前よりも5倍ほど賢くなった気がします(笑)

  • お金の本質ってなんなの?
  • 人間の未来はどうなっていくの?

などに興味のある方はぜひ、読んでみてください。きっとあなたも、読んでいくうちにワクワクしてきて未来が待ち遠しくなりますよ。

 

  • タイムバンク社長の佐藤航陽さんが著者
  • お金や経済の本質が学べる
  • 読んだ後の賢くなった感が半端ない
  • 若い人こそ読むべき

 

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にゃむ
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