この記事では「君たちはどう生きるか」のあらすじや感想、登場人物を書いていきます。
どうも、シスイ(@shisui_1234)です。
僕は週に1回くらい本屋に立ち寄ります。
『君たちはどう生きるか』は数か月くらい前から店頭でよく目にしていたのですが、読んでいませんでした。ぶっちゃけ、「漫画が売れているんだね。でも、漫画が店頭にあるなんて珍しいな。」くらいにしか思っていませんでした。
そんな『君たちはどう生きるか』ですが、最近ではニュースサイトでも見かけるようになり、気になったので思い切って購入しました。
一通り読み終わりましたので、あらすじと感想を書いていきます。

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目次
君たちはどう生きるかのあらすじ

舞台は1937年の東京。
主人公は頭も良く友達想いの中学生コペル君と、務めていた出版社が倒産し近所に引っ越してきたコペル君のおじさん。ある日、コペル君は「友達との大事な約束」を破ってしまう。その後悔や不安から体調を崩し、学校を数日間休んでしまう。そんなときに、母がコペル君に一冊のノートを渡す。このノートには、
- ものの見方
- 偉大な人間とはどんな人か
- 人間としてどう生きるか
などが書かれてあった。
実はこのノートは、おじさんが引っ越してきた日から、コペル君が立派な大人になれるように書いてくれていたものであった。この「おじさんのノート」を通してコペル君は成長していく。
君たちはどう生きるかの登場人物

コペル君
この本の主人公であり、本名は本田潤一。
コペル君というあだ名は叔父さんにつけられた。
あだ名は、地動説を唱えたコペルニクスからとっている。
成績優秀な中学生。
おじさん
コペル君の母親の方の叔父。
働いていた出版社が潰れたため現在無職。
コペル君の父親から「子どもたちに向けた本を作ってくれ」と頼まれている。
父親
コペル君の父親。
いつかは不明だが亡くなっている。死因は病気と思われる。
母親
コペル君の母親。
コペル君と話すシーンはあまりないが、コペル君が落ち込んでいるときに自分の過去のエピソードを話し励ますなどと良い母親である。
浦川君
コペル君の同級生。
他の同級生たちよりも少し貧乏な生活をしているためか、痩せている。
山口君からいじめられている。
性格は、自分をいじめている山口君をかばうほど優しい。
ガッチン
コペル君の同級生。本名は北見。
見ためは元気いっぱいの野球少年。
いじめられている浦川君を助けるなどと、とても友達想い。
ガッチンが「誰がなんと言ったって」と言ったら、もうガッチンを抑えることは誰もできない。
(個人的に一番好きな登場人物です。)
水谷君
コペル君の同級生。
詳細は不明だが、両親が金持ちなイメージ。
山口君
コペル君の同級生。
浦川君をいじめているいじめっ子である。
上級生達
コペル君の学校の上級生。
上級生達の中には山口君の兄も含む。
君たちはどう生きるかの感想や学んだこと

人間が感じる悲しみや苦しみの意味
普段健康に暮らせているとき人間は、心臓とか腸とかが、きちんと働いてくれているのに、そのことをほとんど忘れて暮らしている。ところが、お腹が痛みだしたり、頭が痛みだしたりすると、はじめて人間は自分の内臓のことを考え、からだに故障ができたことを知る。
つまり、苦痛のおかげでからだに故障ができたことを知るのだ。
心の場合もからだの痛みと同じで、人間が人間として正常な状態にいないため、心の痛みやつらさを感じ、「人間として正常な状態にいないこと」を知らせてくれているのだ。
この考えにはとても納得させられました。
心が痛いときには一度、「なぜ心が痛いのか?」を自分に問いかけ、その答えとして正しい判断、行動をとっていきたいです。
ものの見方
コペルニクスが地球が太陽の周りをまわっていること(地動説)を唱えるまでは、昔の人はみんな、太陽や他の惑星、星が地球の周りをまわっている(天動説)のだと、目に見たまま信じていた。
このように人間にはどうしても自分を中心に考えてしまう性質がある。
私はこの「ものの見方」を常に心に留めておき、自分中心に考え方に固執するのではなく、もっと周りを広く見渡して、物事を考えていきたい。
君たちはどう生きるかのみんなの感想や書評
Good
“一度は読んでおきたい一冊。私はこの本の事を知りませんでしたが、小学生の娘もこの本の事を知っていました。学校で勧めているのかも知れません。道徳や倫理観という事が学べる良い本だと思います。漫画形式ですすみますが、途中活字のみところも多数あります。“
“漫画部分と、小説部分がちょうどよく合わさって、オリジナルの世界観が伝わる本だと思います。小四の子供は、小説部分はスルーする所もありますが、すごくこの本が好きで、繰り返し読んでいます。大切なことが、ちゃんと子供たちに伝わる、良い本だと思います。私も、何度も読んで、何度も感動しています。“
Bad
“道徳の授業を知らない世代にとっては、改めてこのような話を読むのは、ある意味新鮮で
価値のあることかと思います。でも、自分のような年配が読む本ではありません。途中でやめてしまいました。小説とマンガを織り交ぜてあり、中途半端でもあります。“

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君たちはどう生きるかのまとめ

この本には、たくさん考えさせられました。
この本は大人にもおすすめですが、まだ成人していない学生のみなさんにぜひ読んでほしいです。私もいつか子どもが出来たら読ませてあげたい…。
人生には実際に経験してみないとわからないことがたくさんあります。たとえ失敗したとしても、その経験を活かして次は成功させる、その気持ちが大事であり、一度や二度の失敗でクヨクヨしていてはダメ。
私も失敗の数だけ成長できると思って、日々失敗を重ねていきます!
- 人としての在り方や生き方
- 物事の捉え方
- 友達の大切さ
『君たちはどう生きるか』は、子どもから大人まで勉強になる良い本なので、ぜひ読んでみてくださいね!
↓漫画ではなく、じっくり読みたい方はこちらもどうぞ。
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